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2006年 02月 19日
あれは、ティズニットからグランタクシーに乗って
次の目的地、アガディールへ向う途中でのことでした。 いつものごとくちょっと窮屈な体勢で 7人を乗せたグランタクシーは(※2/21「腐ってもメルセデス」参照) ビュンビュン一本道を飛ばしながら快調に走っていました。 夕方18:30分ごろに出発したこの車は 予定では約1時間の19時半にはアガディールには着くはずだったのです。 その予定が狂い始めたのは陽も暮れてしまった19時ごろ。 僕たちのドライバーが路肩に寄せていた他のグランタクシーの異変に気づいたのです。 助け合いの精神が根付いたこの国では、 そんな異変を見過ごすわけにはいきません。 ということで、急遽僕たちのグランタクシーも路肩に停車。 颯爽と車を降り、何が起こったのか確認をしに行く我らのドライバー。 たいしたことでなければいいが・・・と思いながら車内で待っていたのですが、 10分・・・20分・・・待てどもドライバーが戻ってきません。 (↑待ちぼうけの我がグランタクシー) しびれを切らした僕の隣に座っていた60歳くらいのおじいちゃん。 後部座席からなにやら取り出して車の外へ出て行きました。 それからしばらく経っても何の音沙汰もなかったので、 僕はとりあえず小さな懐中電灯をもって外の様子を見に行きました。 50メートル後ろくらいに異変のあったグランタクシーがとまっていたのですが ボンネットが開いていてどうやら車前部にあるファンベルトが切れてしまった様子。 数人の男たちがそこに首を突っ込んで懸命に復旧作業に励んでいました。 しかもこの暗闇の中、ライターの灯りだけを頼りに。 こんなことなら、さっさと駆けつければ良かったと後悔しながらも 早速、懐中電灯のスイッチをオン! 「なんだこのアジア人は??」という視線を感じながらも作業中の指先を照らす僕。 しまいには「ちょっとそれを貸してくれ!」みたいな感じになって 懐中電灯だけ大活躍してました(笑) その甲斐もあってかなんとか復旧作業終了。 良かった良かったと胸をなでおろしながら、我がグランタクシーに戻っていると そこにはアッラーにお祈りをしているおじいちゃんの姿が・・・ 後部座席から取り出したものは、お祈りの時に使うマットだったのです。 こんな非常時でも毎日5回しないといけないお祈りに勤しんでいたおじいちゃん・・・。 いや、こんな非常時だからこそ、なのかもしれませんが・・・、真相は良く分かりません。 とにもかくにも、再びアガディールに向って走り始めたグランタクシー。 結局、アガディールには予定を約1時間ほどオーバーした 午後8時半頃に無事到着することができました。 旅行中はいつ何が起きるか、いつ何が役に立つか分からないもんですね。 追伸: 実は、復旧したはずのグランタクシーは、あの後にも2度止まり、 一度目は、もう一回助けに行ったのですが(もちろん僕も懐中電灯を持って) 二度目は、他の本格的な助けを呼ぶしかないということで 僕たちのグランタクシーは止まることなく先を急いだのでした。 あの後どうなったんだろうと今更ながら思っている今日この頃です。 ヒロ
by salammorocco
| 2006-02-19 20:00
| モロッコより
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