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2009年 08月 20日
今晩のお宿は久しぶりに地上で。
3泊ぶりに水上ではない、普通のホテルに宿泊しました。 ハウスボートでは正直水周りがあまり良くなく、シャワーがチョロチョロだったので今日のホテルではきっと思い切りシャワーが浴びれるだろう、と期待しつつ。 今回泊まったのは、いつもシカラでハウスボートから陸にやってくる時に目の前にどーんと見えていたシャ・アバス・ホテル(Shah Abbas Hotel)。 外観は結構良さそうでしたが、中は・・・古さを感じましたが綺麗にはしてありました。 この辺りではいい方のホテルらしいです。 ダル湖を望むお部屋からの眺めは良かったですね。 そして夕食の時間。 チェックイン時に聞いていた1階のレストランへ開店時間に行くと、まだ開いていない様子。 まぁ、時間通りに開かないのはどこの国にでもあること、と思い少し待つことに。 少し待ったところで、聞いてみると「今日は貸切のため一般のお客様にはご利用いただけません。」と。 どういうことぉ!と思い、「じゃあ、私たちの夕食はどうなるの」と聞くとお部屋で、と言われました。 まぁ、海外でお部屋食はなかなかないのでゆっくりと出来たのはよかったですが、普通チェックイン時に分かってることでしょ。 さすがインドやなぁ。 お腹を満たし、一息ついたところでお楽しみのお風呂。 しかし神様はそんな簡単に私たちに楽はさせてくれませんでした。 お風呂のお湯の蛇口をひねっても何も出てきません。 水の蛇口のほうからは冷たいお水が出てきます。 お湯の蛇口からはお水さえも出てこないので、これはどう見てもおかしいと思い、フロントに電話しました。 フロントに言うと「すぐに係りを行かせます。」と言うので来るのを待ちました。 少し経ってやっとピンポーンと来たのでドアを開けてみて大笑い。 ホテルの制服を着たポーターがお湯が入った大きなバケツを両手に下げて立っていました。 お湯が出ないという場合、私たちが自然に想像する対処法は、まずどういう状況か工具片手にやってきて見る、と言う方法。 しかし彼らの中では「お湯が出ない」=「その日のうちに改善不可能」なのです。 とりあえず、私たちはこみ上げる笑いを抑えつつ、バケツをバスタブの中においてもらいました。 この大きなバケツにお湯をこれだけ溜めるには時間がかかったことでしょう。 バケツを置いたポーターがお湯の出ない蛇口をチェックしてくれていました。 そこで水も何も出ない蛇口を見て、出ない原因が分かったようですぐに出るようにしてくれました。 どうも彼らは、水は出るけどお湯にならない、と思っていたみたいです。 だから始めからお湯が出るようにはならないと思い、バケツで持ってきたんですね。 ポーターにお礼を言い、ひとしきり笑ってシャワーを浴びることにしました。 せっかく持ってきてくれたバケツのお湯も使わせてもらいました。 お湯シャワーまでの道のりは長かった・・・。 このことを翌日笑いながらアルタフに話すと、真顔で「環境の違いだね。」と言われ、ハッとしました。 もしかしたら私たちが馬鹿にしたように思われたのかもしれません。 言動には気をつけなければいけない、と再認識したのでした。
by salammorocco
| 2009-08-20 22:01
| インド
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